FaceRig + 恋声 + Skype で映像と音声を変換して通話する
概要
FaceRig + Live2D Module を使えばイケメン・美少女キャラクターに成り替わることができます。 恋声を使えばマイク入力の音声を変換して女声・男声に替えることができます。 これらと Skype を組み合わせれば、姿と声を変えて通話することができます。
FaceRig + Live 2D Module は合わせても 2000 円弱、恋声は無料。 いずれも Windows 用のソフトウェアです。 MacBook Pro で試したいと思い、VMware Fusion 8 で動いている Windows 10 に環境構築しました。
確認環境
- MacBook Pro (13-inch, Late 2016)
- VMware Fusion 8.5
- RAM 8GB
- Windows 10 Pro (x64)
参考情報
- Windows 仮想マシンで Apple iSight カメラを使用する
- VMware でカメラを使用する
- 中の人(二次元)になる方法【FaceRig × Live2D × Unity × OBS × AVVoiceChanger × 気合】 - Qiita
- FaceRig の使用方法
- http://ch.nicovideo.jp/marth/blomaga/ar337868
- 音声を Skype に出力する方法
解説
映像の設定、音声の設定、映像と音声を組み合わせて Skype に出力する手順で構築する。
仮想マシンのカメラを有効にする
- 仮想マシンをシャットダウン
- 設定からカメラを追加
以下、設定からカメラを追加する手順。
FaceRig をインストールする
- Windows 10 を起動
- Steam, The Ultimate Online Game Platform から Steam をダウンロードして、インストール
- Steam を起動して FaceRig と Live2D Module をインストール
- FaceRig を起動する
- LAUNCH しようとするとエラーが表示されるので、OPTIONS から設定を変更 (DX11 ではなく DX9 を使用)
- アドバンス UI に変更する
- 高度なトラッキングの設定から、カメラデバイスの指定を変更
- VMware Virtual USB Video Device
- アバターの設定を変更
- 自動調整を実行
- 頭ポーズの(早い)自動調整
- 表情の(早い)自動調整
以下、画像で手順を説明する。
Steam で FaceRig と Live2D Module をインストール。
FaceRig を起動。
アドバンス UI に変更。
カメラデバイスの指定。
アバター設定。
自動調整。
以上で映像の設定は完了。
仮想サウンドカードをインストールする
- NETDUETTO をダウンロードして、インストール
恋声 (無料ボイスチェンジャー) をインストール
- サービス終了のお知らせ をダウンロードして、インストール
- 恋声を起動
- koigoe(x64).exe を実行
- デバイス設定を変更
- 入力はマイク、出力は仮想サウンドカード
- 入力をマイクに設定
- 声質を調整
- お好みに
- 起動したままにする
デバイス設定を変更。
FaceRig のサウンド設定を変更
- 入力を仮想サウンドカードに変更
以上で音声の設定は完了。
Skype の設定
FaceRig の仮想デバイスに映像を出力させるには、ブロードキャストに切り替える。 リップシンクに切り替えると音声に合わせて口が動くようになる。
Skype の映像と音声の入力を変更する。